リヴァプールが大好きなので選手紹介②センターバック編
今日は昨日の続きでセンターバックを紹介していきます
まずは退団した選手から。
昨季はリヴァプールで長年DFの軸として活躍していたシュクルテルが怪我の影響もあってパフォーアンスを大きく落として、復帰してからも彼に出番が回ってくることはなく結局この夏にトルコへと渡って行きました。
アッガーとのコンビはリヴァプールファンにとっては忘れられない思い出としていつまでも心に残っています。新天地でも頑張って欲しいです。
肉弾戦車のコロトゥレも結局クロップが契約延長しないことを告げたためリヴァプールを去って行きました。すでにピークを過ぎた選手でしたが、故障者続出の昨季のリヴァプールDF陣の中では貴重な存在でした。ドレスルームでもいい兄貴分としてサコーと共に空気を和ませてくれる存在だったので残してあげてもいいのかなあとは思いました。
ベテラン選手の中でもベンチ要員を固く拒む選手はたくさんいますが(シュクルテルとか)、その点トゥレは常にチームのために試合に出なくても文句を言わずチームをポジティブにしてくれていました。早く次のクラブが見つかることを願います。
ではここから所属選手の紹介です!
DF3ママドゥ・サコー フランス 26歳
1on1 8
空中戦 10
ポジショニング 7
カバーリング 7
統率力 7
アジリティー 5
ビルドアップ 3
まず初めに、サコーのドーピング疑惑は完全に晴れたので一切触れません。
どうでしょうか。サコー。僕は割と好きですよ。笑
サコーを見ていればわかると思うんですが決してサコーがいるからといって守りが引き締まるなんてことはないんですよね、安心して見てられる守りはしないんです。なんでそのボール奪えたの?!今のサコーのポジション取り完璧じゃなかった?!
みたいに、はっきり言って彼のプレーを文章で説明するのは難しいです。確かに体が強くて競り合いも負けないんですが、ボールを持った時の触り方が独特ですごくぎこちなくて、パスを出すときなんて決まったフォームでしかボールを蹴れないような、小さい頃に着いたキックの癖が未だに抜けないような蹴り方をするんですよね。でも意外と成功回数は高い。。。
身長とボディの割に体は以外とスリムで身のこなしの良さそうな感じもするんですが、とにかく敏捷性がなさすぎます。ステップの細かいドリブラーに左右に揺さぶられたら簡単に重心をぶらされてしまうので苦手なタイプがはっきりしています。
ですが、モデルのような足の長さなので横っ飛びでのスライディングの守備範囲はかなり広くて彼の長い足にリヴァプールは何度か救われてきました。
明るい性格の持ち主でいつもチームを盛り上げてくれますし、大事な場面では身振り手振りを交えて声を張り上げてチームを鼓舞してくれる選手です。
DF6デヤン・ロブレン クロアチア 27歳
1on1 7
空中戦 9
ポジショニング 7
カバーリング 7
統率力 6
アジリティー 4
ビルドアップ 4
リヴァプールが近年最も取引をしているサウサンプトンから2年前にやってきた選手です。サウサンプトンの前のリヨン時代から評価は高くて、移籍したサウサンプトンでもいい勢いで成長を続けたので2年前にリヴァプールが彼を2000万ポンドで契約した時は皆んなが活躍を間違いないと思っていたでしょう。
しかし加入1年目は軽率なミスが多かったり、集中力が足りないのか彼の背後を毎回突かれて相手アタッカーの格好の餌食になっていました。
2年目の昨季も期待していたパフォーマンスとは言い難い内容だったと思います。クロアチア代表ではベンチを拒否して代表から追放もされていますし、メンタル面があまり充実していないのかなと、それがパフォーマンスの波につながっているかなと思います。
ただサコー同様に彼も頑丈な体を持っていて空中戦には滅法強いです。ロブレンとサコーにエアバトルをしてもらいたいです。笑
なのでリヴァプールのセンターバックはロブレンとサコーという謂わゆるパワー系のコンビなので空中戦やポストプレーをしてくるチームには強いのですが、裏を狙うアタッカーがいたり、セットプレーのうまいチームと対峙すると一気に崩れるんですよね。
サイドバックが(後日紹介しますが)クラインとモレノという攻撃重視の選手なのでその分、ロブレンとサコーの守備範囲も広くなるのですがそこまで読みも上手くないし、カバーリングに特に優れているというわけでもなくて、弱点をお互いが補完できないコンビなんですよね。シュクルテルのコンディションがいい時は、すごく読みがうまい選手だし統率力の高い選手なので比較的守備がまとまるんですけど、彼がいなくなってこの二人のコンビなってからはリヴァプールの守りは脆いというイメージがついてしまいましたね。
DF32ジョエル・マティプ カメルーン 24歳
1on1 7
空中戦 8
ポジショニング 8
カバーリング 8
統率力 6
アジリティー 7
ビルドアップ 8
個人的にマティプの加入はリヴァプールにとって相当大きな補強だと思います。シャルケとの契約も切れていてフリートランスファーで獲得できたのもデカイです。現時点でリヴァプールのブランド的に獲得できるDFの中でも最高峰の選手だと思います。
マティプは大柄なんですが足元の技術が高く、左右に捌けるし、前に運ぶこともできるし、ロングーボールを蹴ることもできて、ロブレンやサコーとは対照的なモダンなセンターバックです。
対人プレーに強いというよりは読みやポジショニングに優れていて、スペースをうまく潰したり、的確なカバーリングで守りを固めるタイプの選手です。なのでロブレンやサコーとの相性も割といいと思います。シャルケではこれまでヘヴェデス、ナスタシッチ、メツェルダーとコンビを組んできましたが誰とでもいい連携を見せてきたので期待が持てます。昨季は守備率でブンデス1位を取っていますし、ここ数年でかなり成長した選手だと思います。
ただ少し怪我が多いのが気になりますね。キャリアを通じてこれまで何度か怪我をしているのでその点が難点です。
本人も加入会見で言っていましたが、ジャンプ力は素晴らしいですが体の線がやや細いので、ロングボールを多用したりフィジカルコンタクトの激しいプレミアで成功するには今よりももう少しサイズが欲しいところです。ただ筋力があるだけではプレミアでは通用しないですから、肉弾戦をロブレンやサコーから学んでさらに成長してもらいたい!
ドイツのパスポートを持っているので外国人枠じゃないのも大きいですね
DF17ラグナー・クラヴァン エストニア 30歳
1on1 7
空中戦 7
ポジショニング 8
カバーリング 7
統率力 7
アジリティー 5
ビルドアップ 7
正直獲得の噂が上がるまでクラヴァンのことを知りませんでした。。。
ですが、前所属のアウクスブルクやエストニア代表でのゲームを見て驚きました!こんなにいいDFをよくリヴァプールは400万ポンド以下で契約できたなと。クロップはドルトムント時代からクラヴァンのことが気になっていて昨季のELでアウクスブルクと対戦した時に実力を確信したと話しています。
大柄なんですが足元が柔軟でパスも正確なのでクロップがこのポジションに何を求めているのか明確になった補強でした。
ロブレンとサコーのペアではフィジカルは強いけどビルドアップが全く期待できなくて、最終ラインから前線へのスムーズな展開を攻撃の選択肢に入れたかったクロップの構想がマティプとクラヴァンというパスを出せる選手の補強で補えたかと思えます。
初のビッククラブ挑戦ということもあってどこまで通用するか未知数ですし、年齢的にもあと2、3年がトップフォームを保てるリミットだと思うので選手としての最盛期をリヴァプールで見せて欲しいですね。
ということで4人の選手を紹介しました。昨季まではパワー系のセンターバックしかいなくて選択肢の少なかった最終ラインに幅を持たせる補強に成功したので今期のDF陣には期待です。カリウスも含めDFの新戦力は3人ともブンデスからの獲得でプレミアのサッカーに対応することがまずは一番の優先事項かなと思います。
この4人に、イングランドの未来を担う19歳のセンターバックのジョー・ゴメスを加えた5人が主なスカッドになるんじゃないかと思います。
ポルトガル人DFのイローリやレンタルバックしてきたウィズダムもいますが戦力に入ってくるのかはわかりません。今期もローンか、片方は残して緊急時に備えるという感じだと思います。間違っても昨季のようなルーカスが最終ラインに入ることだけは避けて欲しいですね。。。