リヴァプールが大好きなので選手紹介⑤アタッカー編


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今回はリヴァプールの2列目のアタッカー陣について書こうと思います!
リヴァプールは2列目に豊富なタレントを擁しており、タイプの異なる選手がそれぞれの役割をクロップに託されていて、チーム内での仕事が割とはっきりしていると思います。


メインで紹介するのは、クロップが2列目においてよりプライオリティが高いと思っているであろう選手から紹介します!




MF10 フィリペコウチーニョ ブラジル 24歳


突破力 10
パスセンス 8
決定力 7
運動量 6
アジリティ 9
テクニック 9
プレッシング 7


リヴァプールの攻撃の全権を握るとともにチームの成績に最も関わると言っても過言ではないプレーヤーです。
インテル、エスパニョールを経てリヴァプールにやってきた天才テクニシャンは、プレミアの地でその才能を大きく開花させました。
多彩なフェイントとカットインからの積極的な仕掛けで常に相手DFの脅威となり続け、独力の突破や見方と連動して局面を崩していく能力は欧州でも随一だと思います。近年は決定力も向上し、パンチ力のあるミドルシュートでゴールを強襲し相手のDFラインを下げてくれるリヴァプールの大きな武器です。
クロップ就任後は決して優れているとは言えない運動量を前線からの素早いプレスに惜しみなく捧げ、ゲーゲンプレスの重要な役割も果たしてくれています。
コウチーニョは高い攻撃スキルや得点力がヒューチャーされがちですがチームのために尽くす献身性も素晴らしく、そこをもっと評価されてもいいのではないかと思います。
フィルミーノとの連携で相手守備陣を攻略する連携はブラジル人にしかわからない独特のテンポと、プレミアでは希少性の高い創造性豊かなプレーで見ているファンをワクワクさせてくれますね。無骨なDFにとっては対応の仕方がわからないんじゃないですかね。昨季のシティ戦での大勝がそのベストハイライトです。
コウチーニョは何度もリヴァプールを救ってくれてきたので彼に対する感想はポジティブなものばかりですが、あえて不安な点を挙げるとすれば若干調子の波がある点でしょうか。
基本的なパフォーマンスレベルが高いのであまり気づきませんが、特に過密日程などで疲労がたまると動きの鈍さがよく目立ちます。昨季のELクウォーターファイナルのドルトムント戦で素晴らしい活躍をした後のリーグ戦やその後のELセミファイナルのビジャレアル戦、ファイナルのセビージャ戦ではプレーにインテンシティーが欠けていました。ララーナやミルナーやチャンが波の少ない選手なので、そう言った選手と比べるとやや気になってしまいます。
リヴァプールの命運を握る選手なのでどうしても多くを求められてしまいますからね。
フィジカルに優れた選手ではありませんが、アジリティが素晴らしくクイックで相手のマークをかわせるので接触プレーでの勝敗はそこまで改善すべき点ではないように感じます。
この夏にはPSGやバルサからの関心も伝えられた通り、そろそろ次のステージに行くレベルの選手だと思います。本人はリヴァプールに忠誠を誓ってくれていますが、CLや何かしらのタイトル争いに関われないことが続けば出ていくことを考えるかもしれません。コウチーニョがアンフィールドに立ち続けるうちに若手は多くのことを彼から学んで欲しいですね。プレー面はもちろん、チームへの姿勢や献身的な姿をよく見ていて欲しいです。




MF11 ロベルトフィルミーノ ブラジル 24歳

突破力 7
パスセンス 7
決定力 8
運動量 5
アジリティ 6
テクニック 9
プレッシング 6


加入直後はロジャースがフィルミーノにとっての最適なポジションを見つけられず約4000万ポンドの値札に早くも疑問視が付いていましたが、怪我人が続出したことで彼を中央のポジションで固定し始めると一気に本来の才能を遺憾なく発揮しました。持ち前のキープ力を活かした確度の高いポストワークからのスルーパス、攻撃の活性化。絶妙な飛び出しからのストライカー顔負けの決定力と、非常に万能な攻撃スキルを見せつけリヴァプールの2列目に不可欠なタレントになりました。
セレソンがコパで彼を選ばなかったのはなんでなのでしょうかね。前回のコパで選ばれた時よりも今回の方がさらにレベルアップしているのに。セレソンの2列目のアタッカーはスピードとテクニックに優れたタレントが豊富なので攻撃時によく渋滞が起こります。フィルミーノという違った要素を前線に加えれば、より他のアタッカーの個性も発揮されたと思うんですが。まあ結果論ですね。
決して運動量やスピードに恵まれている選手とは言い難いです。ホッフェンハイムの時からあまり中央から動かず自分のエリア+FWが空けたスペースの中で勝負をするタイプなので、リヴァプールで多くの運動量を求められやや苦労も見えます。90分フルで出そうとはクロップも考えていないと思うのですが、試合の中でギアを上げる時と抑えている時の違いがかなり目立つので、いわゆる消える時間の多い選手かと思います。
しかし予想外のトリッキーなプレーやワンタッチで局面を変える創造性あふれるプレーはリヴァプルーの中でも唯一無二のプレーヤーですね。
クロップが今期彼をどう使うか注目です。個人的にフィルミーノの刺青がかっこいい



MF20 アダムララーナ イングランド 28歳

突破力 6
パスセンス 8
決定力 5
運動量 9
アジリティ 4
テクニック 9
プレッシング 8


個人的にララーナはめちゃくちゃ好きな選手です。
技術の高さはおそらく現在のイギリス人でトップの選手だと思いますし、数少ないファンタジスタのプレーができる選手だと思います。
テクニックだけでなく彼の素晴らしさはランニングの量と献身性です。
華奢な体つきでテクニックに優れる選手には珍しく非常に運動量が豊富で、主に2列目の右で起用されることが多いのですが中央や左へと頻繁にポジションチェンジを繰り返すフリーランニングを行い何度もスペースを作る動きや相手DFのマークを混乱させるプレーをしてくれます。さらに奪い切るとはいかなくともマーカーに懸命に食らいつきコースを限定させるプレスを行ってくれるところでもチームを助けてくれます。
こういう技術に優れていて、なおかつ何度も走ってくれる選手大好きです笑
ホジソンもユーロで彼を非常に重用していましたね。
技術力を生かした高いキープ力とそこから見方を使うプレーや、視野を確保してピッチ全体に攻撃のポイント見つけるプレーは攻撃の幅を広げ、右サイドだけでなく攻撃の全体で大きな違いを作れており、テレビで見ていて「ここに走れ!」「ここに出せ!」というところに反応できる俯瞰性も持っていますね。
スピードやフィジカルは頼りなく、独力での突破力や得点力にはやや弱みがあり、試合を決める決定的なプレーの回数はそれほど多くない点は改善の必要があります。そこを補うためにも補強したマネやワイナルドゥムはララーナとは反対のプレーヤーなのでクロップの希望通りの補強でしたね。
熾烈を極める2列目の争いの中でもはっきりとした自分の色を持っている選手なのでクロップに多くの選択肢をもたらしてくれることでしょう。健康体さえ保てれば、コンディションの波は少ない選手なので、チームに多くをもたらしてくれるテクニシャンです。




MF19 サディオマネ セネガル 24歳

突破力 8
パスセンス 6
決定力 7
運動量 7
アジリティ 9
テクニック 8
プレッシング 7


昨季のリヴァプールにはあまりいなかったタイプのアタッカーですね。トップスピードでもバランスを崩さないドリブルと前線に飛び出しゴールを狙うスタイルは、昨季ファイナルサードでコウチーニョ以外に違いを作ることに苦労したスタイルなので良い補強ができたと思います。
ボールを持った際に前を向いて仕掛けるという一見シンプルに思われるプレーは、受ける前にスペースを把握する視野の確保、相手DFとの距離感の把握、仕掛けた後のセカンドアクションのイメージ、ドリブルスキル、アジリティなど多くの要素を求められるプレーでもあります。相手DFを突破してクロスやシュートで終わるのか、カットされてしまうのかは、結果以上に心身への負担が大きなプレーなので、一つ一つの要素に高い精度が要求されます。こういうアタッカーとしてのスキルは単純に足が速いとか技術があるだけでは通用せず、マネのようにプレミアでもトップクラスの選手であれば上述の要素を多く持ち合わせているので、シンプルな仕掛けにもアシストやゴールの他に相手DFの注意散漫、ライン後退など多くのダメージを与えられます。
優れたドリブラーは長くこのポジションでの経験がなければ通用出来ないというのは、現に昨季までのリヴァプールでコウチーニョしかこの役割が出来なかったことを考えても明らかです。マネに加え、ワイナルドゥムも獲得し、復帰したマルコビッチをスカッドに入れたのはクロップが昨季の戦いからこういう長所の有るタレントを求めていたという表れです。その点を考えれば実績もあり将来性もある素晴らしい補強ができたと思います。
また、マネは守備時の切り替えも早く、効果的に働くレベルかどうかは分かりませんが相手にプレッシャーを与えるレベルのプレスはよくかけてくれるタイプです。この基本的な姿勢があればクロップの戦術も浸透しやすいでしょう。
プレミアトップクラスのドリブラーの加入を喜びましょう!彼が今期アンフィールドに多くの好機をもたらすことに期待です。



MF5 ジョルジニオワイナルドゥム オランダ 25歳

突破力 8
パスセンス 7
決定力 8
運動量 7
アジリティ 6
テクニック 7
プレッシング 6


高い得点力を持ったユーティリティなアタッカーがリヴァプールの2列目に加わりました。
昨季PSVからニューカッスルに加入し、1年目のプレミアにおいて不振にあえぐチームの中ひとり気を吐き38試合すべてに出場し11得点をマークしました。PSV時代にも何度か2桁得点を記録しており、非常に得点力に優れたプレーヤーです。現代サッカーでは中盤の選手に専門家が少なく、3列目や2列目やサイドなど多くのポジションをこなすことが求められます。一つのポジションを専門にして中盤で生き残るのはとても難しいことです。ワイナルドゥムは10代からその才能を注目視されていて、私の印象では今よりももっとドリブルを多用するスピードのある中央のプレーヤーというイメージがありました。
オランダ代表にも若くして召集されていましたが、当時はスナイデルやファンボメルやファンデルファールトなどが中盤には君臨しており、アフェライやデヨングなども控えにたのでワイナルドゥムは有望な若手の一人に過ぎませんでした。上述しましたがワイナルドゥムは中盤の全てをこなすことができますし、ウイングでもプレー可能なので、様々なポジションで起用されてはいましたが、その器用さが逆に彼の本来の得点力や攻撃力を開花させる障害になっていたと思います。
その後PSVでトップ下に固定されゴールを量産し、ニューカッスルでも主にトップ下で11得点を挙げました。
クロップはワイナルドゥムのような高い得点力を持つプレーヤーを今夏のマーケットで求めていました。マネとはタイプは異なりますが、ともに攻撃的で年間10ゴールを狙える選手の獲得なのでリヴァプールの中盤は非常に攻撃力を増しました。
問題はレギュラークラスをこれだけ抱える中盤をどのように組み合わせるかですね。おそらくクロップは4−2−3−1をメインに考えているでしょうし、そうなると2列目の3枠をコウチーニョ、ララーナ、フィルミーノ、マネ、ワイナルドゥムで争うことになります。おそらくコウチーニョは左のワイドで固定なので、実質4人で2枠を争うことが予想されます。4人ともタイプや特徴の異なる選手で、レギュラー争いは非常に厳しいでしょうが、クロップとしては昨季に比べてより多くの選択肢を持つことができたと思います。
昨季は、ドリブラー誰かいないかとなったらアイブやオジョくらいしかベンチにいませんでしたが今期はマネやマルコビッチが加わりましたし、ワイナルドゥムというユーティリティな攻撃的プレーヤーを加えたことで非常に楽しみですね。
とにかく怪我人出て欲しくない!メルウッドでのクロップのトレーニングに新加入組が早く慣れて欲しいです。


MF50 ラザルマルコビッチ セルビア 22歳

突破力 9
パスセンス 6
決定力 4
運動量 6
アジリティ 7
テクニック 8
プレッシング 6


なぜロジャースは昨季マルコビッチをローンに出したのか、今でも疑問です。テクニカルなドリブルと高い適応能力を持つ彼なら昨季のリヴァプールにおいて無二のタレントだったはずですし、、。結果論ではありますが、マルコビッチのような優秀で将来性のあるプレーヤーにはこの大事な時期をプレミアで過ごして欲しかったですね。
マルコビッチはとにかくドリブルテクニックに優れる選手です。技術とスピードの融合したドリブラーの理想的なプレーヤーだと思います。(言い過ぎですかね?)
タッチが細かいし、足を動かすのが早いのでフェイントを繰り出す回数が多く、緩急が鋭く、彼のドリブルを見ればその素晴らしさがわかると思います。ベンフィカ時代からドリブルのセンスはすでに突出していましたね。
また、一昨年不振に悩んだロジャースが3バックに活路を見出した際は中盤のウイングバックで攻守に貢献し、セカンドアタッカーでスターリングとコウチーニョと良い連携を見せるなど戦術やシステム変更にも難なく対応できる能力を持っています。
運動量であったり、プレーのインテンシティはまだ改善の必要がありますが層の厚い中盤において十分に戦力の一人に加わるプレーヤーだと思います。同郷の後輩のグルイッチも加入し、リヴァプールは今期ヨーロッパ国籍の選手を2人外国籍枠で使うというサプライズも含め大きな期待を寄せたいと思います。
マルコビッチも同い年なのでさらに応援しています!




今期多くの実力者がひしめく2列目は多様な選択肢をもたらす一方で選手の不満を溜めることなくうまく起用をして競争による成長を促す必要があります。
クロップ色に染まった中盤をどう駆使して戦うのか注目したいです。


次回はトップ(FW)を紹介します。このポジションは一番予想しにくいです。。。








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