21歳以下で真に評価されている10人のツワモノ

こんにちは


先日Sky Sports がヨーロッパの主要リーグでプレーする21歳以下の選手を対象にしたWhoScored.comの記事を掲載していました。
私はWhoScored.comというサイトを知らなかったのですが、選手の試合ごとのスタッツをまとめた特集を定期的に記事にしていたので今後読んでみようかなと思いました。たぶんイギリスの会社かなあ。
今回WhoScored.comが取り上げていた特集は10月の代表ウィーク前の時点で公式戦でプレーした21歳以下の選手の平均評価点のトップ10をまとめて発表しているものでした。


おお、なかなかいい仕事してくれるじゃないか。


ということで今回はそこで紹介されていた10人の優れた若者を紹介していきたいと思います。評価方式は、「アス」「マルカ」「ガゼッタ」「レキップ」「キッカー」などの各国のスポーツ紙が採点したものを集計したものと思われるので評価に普遍性はないと思いますが大目にみましょうか。



第10位 DFラミー・ベンセバイニ 21歳(スタッドレンヌ)平均評価点7,30

レンヌでプレーするアルジェリア人DFのベンセバイニはCBとLBに対応し、高い空中戦の勝率をリーグ1で残しています。ちなみに彼は私がウイイレでよく獲得する選手です。笑


第10位 MFマルコス・ジョレンテ 21歳(アラベス)平均評価点7,30

同率で10位に入ったのはジョレンテ。レアルからのローンで加入しているジョレンテはアラベスにとっては良い買い物になったことでしょう。主要5大リーグの中で1試合当たり5回以上のタックルを成功させているのはジョレンテの他に1人しかおらず、いかにジョレンテが中盤で大きな仕事をしているのかを表しています。数年後はレアルにとって非常に重要な戦力になれるであろう選手です。


第8位 MFミリンコビッチ・サビッチ 21歳(ラツィオ)平均評価点7,32

彼は昨季就任したシモーネ・インザーギの下上手くやっていますね。ゴール、アシストに加え194cmの長身を生かした空中戦や1対1の守備にも定評のある選手です。運動量を生かしてボックストゥボックスの役割をしつつプレーメーカーとしても振る舞えるサビッチは今季すでにチームの中心的存在として高い評価を得ています。
やっぱりラツィオは若者の発掘が上手いですよね。フィリペ・アンデルソンやケイタ・バルデ、リカルド・キシュナ、デフライを獲得したSDのイグリ・ターレによりサビッチもまたローマへとやって来ました。まあどうせ引き抜かれるんだろうけど。


第7位 FWアンヘル・コレア 21歳(アトレティコ)平均評価点7,33

アトレティコにはグリーズマン、ガメイロ、トーレスなど強力なスコアラーが存在するためコレアの出場機会は限られていますが、少ない時間でもコレアはしっかりと存在感を示しています。キレのあるドリブル、正確なシュートは彼の大きな武器です。最近ではアルゼンチン代表にもよく呼ばれていますしね。ドリブル時の姿勢の低さが凄い。


第6位 MFヨシュア・キミヒ 21歳(バイエルン)平均評価点7,34

カルロ・アンチェロッティの元ではペップやドイツ代表の時よりも攻撃的な位置で起用されているキミヒはここまでパス成功率88%を記録しており、攻守において非常にマルチな選手に成長しています。やや線が細いのと本職ではないこともあってアンチェロッティの頭の中にはキミヒを後ろのポジションで使うことは考えていないのかなあ。年配のイタリア人からするとまずフィジカルのウケが良くないと後ろで使うのはちょっと、、、一応俺の国の伝統だし、、、って感じなんですかね。
バイエルンでもドイツ代表でもこの歳ですでにレギュラークラスに定着しているキミヒの未来は明るいですね。歴史に残るユーティリティーな選手になってもらいたい。


第5位 FWウスマン・デンベレ 19歳(ドルトムント)平均評価点7,35

この夏彼の獲得に失敗したクラブは非常に多く、デンベレの活躍にTVの前で歯がゆい思いをしていることでしょう。ロイスが離脱中の2列目においてドルトムントで今最も輝きを放っており、彼の異次元のスピードに対応出来るDFは少ないはずです。
さらに特筆すべきは両足の精度の高さ。カソルラのようにどちらが利き脚なのか分からない両足の高いボールコントロールは彼のドリブルに幅をもたらしていますね。
キックの精度も高くコーナーやFKも蹴らせてもらうなど早くもトゥヘルの信頼を勝ち取っています。文句なし将来のワールドクラス候補でしょう。


第4位 DFベンジャミン・ヘンリケス 19歳(レバークーゼン)平均評価点7,37

キタキターー!大好きなヘンリケス!
ウインガー出身らしい高い攻撃性能と豊富な運動量を活かしたアップダウンでレバークーゼンの右サイドにおいて非常に重要な役割をこなしているヘンリケス。高い戦術理解力も持ち合わせており、シュミットの志向するハイプレス、ショートカウンターの実現に彼の存在は必須です。
ヘンリケス同様攻撃的なブラジル代表のウェンデルが左サイドバックを務めるレバークーゼンはサイドバックのスペースを相手に突かれがちです。シュミットはたまにキャプテンのラース・ベンダーをサイドバックで起用していますがその際ベンチに座るのはほとんどウェンデルで、いかにシュミットがヘンリケスを信頼しているのかを示しているでしょう。


ではベスト3です!


第3位 MFアドリアン・ラビオ 21歳(PSG)平均評価点7,45

エメリはここまでリーグ1の7試合で実に6試合で彼を先発に起用しています。特筆すべきは約90%というパス成功率の高さ。前線に優れたアタッカーを要するPSGにおいてラビオが中盤から確実にボールを繋ぎ好機を演出する場面が今期は印象的です。
飛び出しのタイミングも上手くなり、攻撃に厚みをもたらせる選手へと成長していますね。マテュイディやモッタに比べると守備面で不安要素が多く、90分走りきるスタミナもラビオは持ち合わせていないので途中交代が多いですが、よく嫌そうな顔をして交代していきますね。頑張れラビオ、スタミナつけろ!


第2位 MFサム・カスティジェホ 21歳(ビジャレアル)平均評価点7,59

評価点が一気に上がりました。
一昨年マラガでブレイクし昨季イェローサブマリンに加入したカスティジェホの1年目は決して満足のいくものではありませんでした。しかし今期持ち前のドリブルと創造性溢れるプレーを遺憾なく発揮し大きく飛躍を期しています。
エスクリバのもと守備面の向上も見られ、プレーの安定感も大きく改善され不可欠な戦力になりつつありますね。カスティジェホに加えイタリアからサンソーネとソリアーノを迎えたビジャレアルは今期大いに注目です。
にしてもこの髪型。ドライヤーで長時間セットしてるんだろうなあ。


さて、1位に輝くのは誰でしょうか




じゃーん、スターリングでしたー。彼は自分が12月生まれなのを良く思うでしょうね


第1位 MFラヒーム・スターリング 21歳(シティ)平均評価点7,63
昨季大きな期待と反感を背負いマンチェスターにやってきたスターリングは自身にとって思いとおりにいかないシーズンを過ごしたことでしょう。ペジェグリーニの下ではプレーにインテンシティを見せられなかったスターリングは、ペップの下ワイドのポジションで特大のポテンシャルを遺憾なく発揮しています。
ノリートやルロワ・ザネの加入で尻に火がついたのか、ここまで圧巻のパフォーマンスを披露しています。
特に改善されたのは、プレーに安定感や落ち着きが見られるところでしょうか。判断の速さと正確さが顕著でここまで4ゴール、2アシストを記録しシティの開幕6連勝に貢献しました。アグエロが大爆発している要因もスターリングとの好連携が一つにあると思います。シティにはノリート、ナバス、ザネ、(シルバ)といったワイドの強者たちがいますがその中でもペップにとってスターリングのプライオリティは高いはずですね。



今回紹介した以外にも多くの優れた21歳以下のヤングプレーヤーがヨーロッパにはひしめいています。
私と1歳しか違わないのに凄いなあ。皆んな私と比べ物にならない週給をもらっていますよ。
クラブはこういった若者を上手く育てなければいけません。技術も人としても。彼らが優秀なのは承知ですが、まだ何も成し遂げていない選手ばかりです。
真のワールドクラスになるのか、「優秀な」「期待の」で終わるのか、今後の活躍に注目しましょう。


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