今のユナイテッドを分析 アクビと溜息に終止符を

結構長くなるとは思いますが現状のユナイテッドについて考えてみたので最後まで読んでもらえると幸いです。(誤字脱字はすみません。)


リーグ戦10試合を終えて4勝3分3敗で13得点12失点のリーグ8位
仮にも開幕3連勝でスタートダッシュに成功し、今季のユナイテッドの明るい未来に期待していたファンにとってその後の公式戦12試合で5勝3分4敗というのは「なんで?」「やっぱりこうなったか」「どうしたんだよ〜」などと思っていることでしょう。リヴァプールファンとしてはいい気味ですけどね。


正直近年のユナイテッドのこの不安定さはプレミアでのよくある光景になりつつありますね。指揮官が入れ替わったても選手が入れ替わっても大きな変化を見せることが出来ず、早々に優勝争いから脱落しメンツを保つためのつまらない行き当たりばったりのサッカーに終始しています。開幕3連勝後のこの有様も本質的にはユナイテッドが陥っている悪循環から抜け出せていないことを示しました。

ユナイテッドに対して言いたいことはたくさんあるのですが、とりあえずは今のユナイテッドの現状を分析してみようと思います。そこから見えてくるものであったり何か改善できる糸口があるかもしれません。




①明確な戦術プランのない戦い 2列目1列目

怪我人を考慮しなければこのメンバーがおそらく今季のベストメンバーだと思ってモウリーニョが起用している選手たちです。


基本的にユナイテッドの試合を見る限り3列目の位置でポグバ、フェライニ、エレーラがボールを回して出しどころを探り、マタが近寄ってきたりリンガードやラッシュがワイドに開いてボールを要求することが多く、その部分の繋ぎや展開に関しては問題なく行っています。だってこれだけのメンバーですから、この程度の繋ぎくらい余裕でしょう。
しかしそのようにして2列目の選手に展開したとしてもその後のプレーには連携のカケラも見えません。
サイドに関して、基本的にはリンガードもラッシュもマーシャルも縦への志向が強い選手で、特にマーシャルやラッシュは本来CFの選手ですからスピードやフィジカルを生かしたサイドでの突破力はあっても2列目の選手としてのプレーの引き出しは少ないです。同様のことはリンガードにも言えます。良い時のウォルコットのようにボールを持てば迷うことなく前を向き快速を飛ばして突き進む選手です。

しかしリンガードはお世辞にも周りの選手と連携して崩すプレーが得意とは言えませんし、そもそもある程度前方にスペースが確保されている状況でないと持ち味を発揮できません。私が対戦相手の監督ならまず彼のサイドに守備力のあるサイドバックを置きます。スペースを封じてしまえばほとんどの脅威は消すことが出来て右サイドの選択肢を減らせます。彼らが相手にとって対策しやすいかと言えば問題は彼らだけにあるわけではありません。
ユナイテッドが問題なのはバレンシアをサイドバックで起用しヤングがターンオーバー要因になっており、ムヒタリアンが干されている今、サイドハーフの専門家がリンガードしかしないことです。マーシャルとラッシュはいわゆる「切り込む」タイプのアタッカーでありより高い位置でのプレーを好む選手です。後方でボールを持っても長い距離を独力で突破することは少し難しそうだし、ゆっくりと組み立てていく際にも不慣れなところが目立ちます。
このようにユナイテッドの生命線だったサイドアタックを担うのが本職ではない若者と、プレーの選択肢が少ないリンガードだけなのは攻撃の停滞や行き詰まりを引き起こす原因の1つだとしてもおかしくありません。

昨季のようにマタをサイドで使う利点としては右サイドで左足でボールを持つことで相手からボールを離してキープできる点とそれによる視野の確保がスムーズにいく点です。広がった視野の先にはラッシュやマーシャルが精力的に相手の裏のスペースを狙う動きをしていますし、それによってラインを下げた相手DFの前で少し引いた位置でルーニーがフリーになる場面も多く、創造力の高いマタにとってはまさに至福のポジションだったはずです。
しかし今季ユナイテッドの最前線にはまったくタレントの異なるイブラヒモビッチがいます。彼が世界最高のストライカーであることに間違い無いのですがラッシュやマーシャルと異なり裏への抜け出しを狙う回数が圧倒的に少ない選手です。フィジカルと技術に自信を持つイブラは足元で受けたがるため、それならわざわざマタを右サイドに置いて「イブラもっと動けよ」と選択肢を減らすよりもトップ下に位置した方がイブラとも関わりやすいために今季はマタをサイドで使うことがほとんどないのかなと思います。
去年は38試合すべてに出場し右サイドでのプレーが多い選手でした。

イブラもイブラで今彼のコンディションは最悪です。
試合を見れば分かると思いますが明らかに動きが鈍いし、シュートも全然枠に行かないしで見ていられません。ここ10試合で1ゴールでしたっけ?ほんと劇薬ですね。使わないなら使わないでピッチ内外で問題や話題が起こりそうだし。

現状ユナイテッドの2列目で存在感を見せられているのはマタだけで、サイドではプレーの幅が少ないラッシュ、マーシャルやリンガードに精力的に関わりに行き局面局面で崩しの違いになれているのはマタによるところが大きいです。マタを起用しない試合では選手の個人技に頼るところが多く、アタッカーが孤立する場面が散見します。トップ下にマタやスタイルの似ているエレーラではなく、ルーニーやフェライニを使う時がありますが、モウリーニョは勝つ気があるのでしょうか?
ルーニーは誰が見ても衰えが目立ち、数年前までのフィジカルコンディションのイメージでプレーしているので目測を誤り簡単なプレーをミスしてしまうことが多く、身体が思考についていけていません。フェライニはプレースピードが遅くリズムを壊す常習犯です。そろそろ自分が1番輝けるポジションにコンバートした方がいいんじゃないかなと思います。センターFWとかCBとか。ハマるかもしれません。

この2人が2列目に入ることは流石に少ないですが、リヴァプールやチェルシーといったチームと戦う際にモウリーニョはフェライニをトップ下に起用しています。前線の高い位置からの守備を徹底したいのでしょう。確かにフェライニはフィジカルに優れますがそこまで守備面で器用な選手とは思えません。
それよりもこういった起用をしなければいけないほど、今のユナイテッドには明確な戦い方が存在しないということでもあります。個人の力量に頼るところが多く、マタを中心とした攻撃の確立にも疎く浸透も遅い。マーシャルやラッシュといったスピードに優れたストライカーがいるのにいつまでたっても調子の悪いイブラを中央で起用し続けて連携を停滞させている。後述しますがポグバの最適なポジションと役割の模索にも時間がかかりすぎです。
はっきり言って数年前までのモウリーニョなら有り得ないような采配ミスというか核のない戦い方というか、腕が落ちましたかね。。。
選手は揃っているのに。



②適材適所を見いだせない3列目

ユナイテッドの攻撃時の理想はこのようにまずサイドバックが高い位置を取り片方のボランチがアンカーとして下がり目でゲームメイクと相手のカウンターに対するカバーリングをし、もう片方のボランチが前線で攻撃に加わることです。ユナイテッドは約10年近くこのアンカーの役割をキャリックがほとんど1人でこなしてきました。キャリックの果たしてきた仕事は偉大です。相方がスコールズやフレッチャー、アンデルソン、エレーラ、フェライニと変わってきましたが彼は誰と組んでも難なく対応し、長短のパスによるゲームメイクと中盤の守備の安定を円滑に行ってきました。キャリックがこの10年でユナイテッドで果たした実績は間違いなくユナイテッドの歴史に名を刻む名選手として今後も賞賛されることでしょう。

しかしキャリックもすでに35歳です。運動量やフィジカルの面で衰えが目立ち、昨シーズンはシュネデランやシュバインシュタイガーを補強するなどキャリックの負担を減らす狙いの補強をしましたが上手く行かず、結局昨季もキャリックは多くの試合でピッチに立っています。
モウリーニョの果たすべき仕事の一つにこの英国屈指のボランチの後継問題をどうするのか、ということがあったはずです。キャリックと同タイプの選手を獲得するのか、全くキャラクターの異なる選手を獲得して新たな中盤のスタイルを作り上げるのか、この夏の補強を見る限りモウリーニョの出した答えは後者のような気がします。
中盤の3列目のポジションはここまでポグバ、フェライニ、エレーラが主に起用されています。ポグバは今のところ加入後全試合に先発しています。ではこの3人で新たな中盤のスタイルが作れているかと言えばまたしても疑問符がつきます。
どの監督でもポグバがチームにいるのなら彼を中心とした構成を作ることを考えるはずですが、ここまでの試合を見る感じではモウリーニョはまだポグバの最適な使い方を見いだせていません。

同様に、フェライニとエレーラはボランチとしてはまだ物足りないものがあります。フェライニが活躍したエヴァートン時代はモイーズ得意のサイドアタックの中で少し特殊な使われ方をしてきました。FWの一列後ろに待機し、クロスが上がる場面では相手マークに合わせてニアやファーや見方FWを追い越して最前線に行くなど非常に自由に振舞うことを許されている選手でした。そしてそれはモイーズがフェライニの武器であるフィジカルを十分に生かすために余計な仕事を極力減らしてゴールに近い仕事をさせることに成功していたからでもあります。
しかしながらフェライニは正直上手い選手ではありません。それは技術の面でもそうですし、戦術的な面でもフレキシブルなプレーが得意ではない印象があります。パスの供給役、フィルター役、ボックストゥボックスの仕事などあらゆる面で平均値の仕事はしますがその域を出ません。やはり長所はフィジカルと高さであり、ボールがよく回る中にいても特徴の出ない選手です。
アンデル・エレーラは個人的にとても好きな選手ですが彼もモウリーニョの下で自身の得意なスタイルではないことに奔走している感があります。エレーラは非常に技術が高く、バスクの出身らしい血の気の多さもあって優れていないフィジカルでも懸命に相手に喰らいつける選手です。イメージ的にはティアゴ・アルカンタラのプレーをワンランクスケールダウンした選手だと思ってください。

エレーラは技術に優れ素早い展開の中でも適応できる賢い選手ですが彼の良さが出るのは2列目やインサイドハーフだと思います。組み立ても、ボール運びも出来る選手ですが如何せん体が弱く、守備に難があるため持ち味を出すには見方選手のサポートを必要とします。アスレティックビルバオ時代には元スペイン代表のアンデル・イトゥラスペが、その前のレアルサラゴサでは現アトレティコの主将ガビが、彼の後方で守備の負担や様々なサポートをしてくれていました。
しかし今エレーラのしている役割はかつてのテクニシャンの役割よりもポグバやマタ、サイドの選手の攻撃時のサポート役をしているようなイメージがあります。つまりかつて自分がしてもらっていたことを逆に自分が見方選手にしているようで、本来のエレーラらしさが出ているとは言い難いです。試合の展開によってはキャリックがしていたような最終ラインの近くまで下がって組み立てに関与することすらあります。モウリーニョがとてもエレーラをうまく使えているとは言えません。


どの選手も自分の本来のスタイルとは少しズレた仕事をして、尚且つその構成にも一貫性がありません。戦術的な幅を作るためにもより守備的なシュネデランを起用してポグバやフェライニやエレーラに前でプレーする余裕を与えることをモウリーニョは考えていないのでしょうか?というか、それこそシュバイニーを使って欲しいです。気の利いたサポートも出来てパスはセンスも精度も抜群。体を張ることを厭わない精神の持ち主で今のユナイテッドには彼らが必要なのではないかと常に感じます。



③安定感が高くユナイテッドでは唯一信頼に値する最終ライン
最終ラインに目を向けると、CBは非常に満足のいく布陣だと思います。スモーリングは今やプレミア屈指のDFですし、新加入のバイリーは昨季ビジャレアルの頃からフィジカルとスピードは別格でしたからこの移籍の成功は当然とも言えます。プレミアのスタイルはリーガよりもバイリーにとっては活躍できる土壌だと思います。

サイドバックでの起用が目立つブリントももちろんCBも出来ますし3列目でも十分出来る最高のマルチプレーヤーです。怪我がちで戦力には入れにくいロホやジョーンズのことを忘れさせてくれる十分なスカッドです。ユナイテッドファンの方々はこのCB陣に胸を張るべきです。センターゾーンのデヘアも加えて、ここの充実度はスパーズに継ぐものがあると思います。
正直運動量以外に何の長所があるのか分からない、ファン・ハールによる獲得の典型的な失敗例であるダルミアンの代わりにバレンシアがポジションを1列下げていますが、バレンシアにとっては落ちかけていた株を再びあげることに成功しているのではないでしょうか?攻撃力は相変わらずだし、全盛期に比べてスピードは落ちましたがそれでも約10年プレミアでやっているだけあって戦術眼や周囲との連携はかなり円熟されている感があります。大物サイドバックの獲得を狙うよりはあと1、2年はバレンシアに任せてアタッカー陣の補強にお金を使うべきです。

まあ守備は、、、。そんなに声を上げるようなレベルの守備の低さではないのですが、前述の通り中盤の守備者がいないためバレンシアの上がった後の後方のスペースをバイリーやスモーリングが忙しくカバーしてはいますけどね。
怪我が多いショーよりもブリントのパフォーマンスレベルの方が高いのは事実です。並んで徒競走をしたらブリントは先を走るショーを見て自分の足の遅さに落胆するとは思いますがそれ以外ではブリントに分があると言っていいでしょう。ショーも近年は守備の向上が見られますがまだブリントの方が安定感はあるし、なにしろ司令塔並みのキックの精度とバリエーションをブリントは持っていますから、右サイドのバレンシアとはまた違うアクセントを付けられています。


先日のチェルシー戦で4失点したり10試合で12失点してはいますが、ユナイテッドの最終ラインは非常に高いレベルにあると思います。失点のすべての責任がDF陣にあると言われたらそれは酷な話です。中盤でフィルター役の出来る選手がいない分相手アタッカーがスムーズにファイナルサードに進出してくる今のユナイテッドの中盤の守備力を考えればDF陣はよくやっています。ちなみにデヘアがいなければもう3、4点失点が増えていたかもしれませんね。
バイリーが2ヶ月の離脱をしたことは非常に痛いですがなんとか持ちこたえてもらいましょう。



④大きすぎる期待と常習的に晒されるプレッシャー
今現在ユナイテッドの選手たちやモウリーニョ含めたスタッフら首脳陣が抱える様々な期待と周りからのプレッシャーを理解できるのは現場の彼らだけですから、いち日本の大学生が言えるようなことではないと思いますが、今季にここまでに至るここ数年を考えてみればチームが相当なプレッシャーに常に晒されながらプレーしていることを想像するのは容易でしょう。

ユナイテッドで長期政権を作り数々のタイトルをチームにもたらしたファーガソンの影響力は計り知れません。ファーガソン時代のユナイテッドに魅了されこのクラブのファンになった人も多いはずです。しかしその後デヴィッド・モイーズが、ファン・ハールが、ユナイテッドに再び栄光をもたらすことに失敗しています。この2者が優れた名将なのは言うまでもありません。エヴァートンで、バルセロナやオランダ代表で、名声を高めた世界的な監督でもユナイテッドではほんの数年でクビを宣告されているのです。
モウリーニョにとってもファーガソンの面影は大きなプレッシャーになっていると思います。この4年間で3人もの名将にチームを託しているユナイテッドですが過去3年に加え今季も思いとおりには行ってはいません。
これだけの名将にチームを託し、毎年数百億円の規模で改革を行なっているにも関わらず思うようにいかない現状はユナイテッドのファンとしても我慢ならないでしょうし、サッカーを専門に扱う記者たちやメディアにとっては格好のネタになるため、選手や監督の気持ちなど全く無視したような辛辣な表現を常にして、ユナイテッドを取り巻く現状をより厳しく、緊張感のあるものにしています。
莫大な金額でユナイテッドに連れてこられた選手たちには常に最高の結果と内容を求められ、1試合、1プレーに対しても世界中から視線が集まり、賞賛もあれば身勝手な暴言を吐かれることもあります。ファーガソン同様に長年チームを率いてきたルーニーでさえスタメンを外されただけであらゆるメディアから嘲笑されました。
一般人には計り知れない期待とプレッシャーを背負う選手やスタッフがそれらを跳ね除けて栄光をチームにもたらせと言われて萎縮したり、繊細になってしまうことがあってもそれは仕方ないことだし当然のように思えます。


ユナイテッドに限らずビッククラブにはそういった類の期待やプレッシャー、責任はつきものですが、ここまで毎日のように何かしらマイナスな話題を作られたりネタにされているのはユナイテッドが一番ではないでしょうか?イブラの不調やルーニーの不振やポグバの期待はずれな話題の数々のせいで、年間を通して1試合1点以上が当たり前のロナウドが過去5年間の開幕2ヶ月で今季はここまで最低の成績を残しているというネタはすぐに旬の話題から消えてしまいました。


こういった大きすぎる期待と常習的に晒されるプレッシャーが選手たちのピッチ上でのパフォーマンスに与えている影響は少なくないと思います。



⑤現状分析から今後を考える
後述しましたが良くも悪くもイブラとポグバをどう使うか。ここにユナイテッドが安定するための、より上位進出を狙うための鍵があると思います。
そしてモウリーニョが冷遇しているシュバイニー。状況は当事者にしか分かりませんが、彼がピッチに戻ってくることを願って考えてみました。

ユヴェントスでも、フランス代表でも、ポグバの中盤における攻守の比率は断然攻撃の方が大きいです。ポグバをより生かすためには今のポジションよりももう少し高い位置で起用するのがいいのではないかと思い慣れ親しんだ、そして彼の名を一躍世界に知らしめた時と同じくインサイドハーフのポジションで使うべきなのかと思います。
彼の隣にはユーヴェ時代のケディラやマルキージオ、フランス代表でのマテュイディやカンテのような圧倒的な量を持つ選手ではないもののこの4選手よりも攻撃的で技術に優れたマタがいいのではないかと思います。ユナイテッドの攻撃を活性化させスピードのあるアタッカーを操るにはマタの技術とアイデアが不可欠かと思います。サイドからのチャンスメイクも魅力ですがより自由度の高い中央が生きると思います。マタをサイド使うときはリンガードの位置にマタを置きその空いたインサイドハーフにはルーニー、もしくわエレーラを置くのがよいかと。ポグバとの相性を考慮してより量を保証する面でフェライニを使うのもありかと思います。いずれにせよ、サイドとインサイドハーフには選択肢が少ないので補強が必要かと思います。
そしてシュバイニーは本当にこのポジションに関しては適材なはずなのでどうかモウリーニョが考えを改めて欲しいです。捌けるしサポートも巧みで危険なエリアをカバーする能力にも優れます。若干不安な運動量のためにシュネデランやキャッリクとのターンオーバーを是非。
そしてそして、前線にはイブラを外してラッシュフォードをセンターでチョイスしてもらいたいです。確かにラッシュはスピードがありフィジカルにも優れ、サイドでやっても悪くはないのですが、昨シーズン彼が現れた時のあの衝撃は忘れられません。
一瞬のスピードでマーカーを外し、あの若さでゴール前で常に落ち着いてフィニッシュできるのは天性のストライカーである証拠です。横からのクロスにも、後方からのスルーパスにも反応できる才能は中央で使うべきです。
同タイプのマーシャルとポジションチェンジをしてマークを混乱させるのもありだし、相手によってはより力強いプレーのできるマーシャルを中央に置いてマタやポグバの上がりを促すこともできると思います。中央近くでプレーした方がラッシュやマーシャルは選択肢を持てますからね。
あまり納得はしていませんが現状駒不足のせいで右のワイドはリンガードです。難しいことは考えないでとにかくサイドに張って中央にスペースを作る動きに集中してくれれば他の選手が生きますしね。
そして相手が疲れた後半に劇薬イブラを投入。モウリーニョとラッシュを含めた三者面談でこの起用法に納得してもらいましょう。

こうして考えるとユナイテッドも十分優勝を狙えるメンバーがいるし、危険なチームだと思います。
色々と難しい状況とは思いますが、やれることはあるしもっと向上するための選手は揃っているので外野はもう少し暖かい目でユナイテッドを見てあげて、モウリーニョは1ポイントを取るために守備固めをするなんて近頃固くなってきた考え方を改めて若い時のようにより挑戦的でワクワクするサッカーをもう一度目指して欲しいですね!



あーーーー、リヴァプールファンとしてはユナイテッドのこともっとボロクソ言ってこのまま地の果てまで沈んでチャンピオンシップに落ちて世界中から笑われ者になってイブラのユニフォームが八つ裂きにされてポグバはまたイタリアに送還させてルーニーがハローワークで植毛品を扱う会社に就職して欲しいところだけど、そこは抑えてキャリックに素晴らしい余生が訪れることだけを祈って、ユナイテッドの現状分析をして見ました。笑


今回は長かったですね、よんでもらいありがとうございました!


にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する