16-17シーズンレビュー inリヴァプール①チーム編


やりました!!!リヴァプールがCLのプレーオフ出場権を獲得しましたよ!!!


先週は週頭からずっとハラハラしていて、昨日のボロ戦に勝ってほしい気持ちと、アーセナルに最終節で交わされる最悪の事態を想像してしまい物凄く気分が重かったです。
ワイナルドゥムのゴールが決まるまでは本当に吐きそうでした。。。


でもよくやった!最高に嬉しい!ありがとうリヴァプール!!





ということで欧州の各国リーグが続々とシーズンを終えていき、そろそろシーズンレビューの時期ですね。
まず最初はリヴァプールから、その次にプレミア、次に気になるリーグやクラブについて書いていけたらと思います。



今季のリヴァプールは何と言っても序盤戦の好調に代表される圧倒的な攻撃力。特に前線からの激しいプレスと奪ってからの素早いショートカウンターです。
ゲーゲンプレスを用いてクロップが作り上げたその基盤に加え、コウチーニョやフィルミノらブラジル人コンビによるプレミアでは他に類を見ない独特でフレアな崩し、快速を飛ばし大暴れしたマネ、プレミア屈指のテクニシャンへランクアップしたララーナ、攻撃センスが開花したチャン、新加入ながら中盤で不可欠な存在となったワイナルドゥム、左SBに新境地を開拓したミルナー、ビルドアップという近年欠けていたピースを補填したマティプ、走りまくったクライン、前半戦の快進撃を支えたヘンダーソンのアンカー成功、一瞬ノイアーか?と間違えるほどビックセーブ連発のミニョレ。。。。。


あげたらきりがない!
クロップの戦術を選手がしっかりと理解し、「リヴァプールのサッカー」をサッカーファン誰もが認識できるほどにスタイルは確立されたと思います。

いわゆるストライカーを配置しないゼロトップは流動的な攻撃を可能にし、多角的な攻め方で見ているファンには溜まらないものです。コウチーニョ、フィルミノ、マネは「CFM」という代名詞をつけてもいいのではないでしょうか笑 3人とも2桁を達成しましたね。ここにララーナが得意のフリーランニングと高度な技術で味付けをし、チャンとワイナルドゥムのダイナミズムで違いを生み出した攻撃は爽快爽快!!
あと、やっぱりオリギはジョーカーでこそ力を発揮することを証明してしまいましたね。。


しかしながら2ndオプションがなく停滞した中盤戦は特に対ボトム10にかなり苦しめられました。
ベンチワークが悪く、怪我人が続出した終盤戦はコウチーニョのFK、チャンのスーパーゴールに助けられました。来季に向け控えメンバーの底上げは必須です。
ララーナ、ヘンダーソン、マネが同時離脱し、コウチーニョとフィルミノがナショナルウィーク明けのストーク戦は特に苦しいサッカーでしたね。。
後半から入ったコウチーニョとフィルミノがスーパーな活躍をして2-1で勝てましたが。


シーズンを通し守備面でも課題が多かったです。
42失点は2位のスパーズよりも16失点も多い数字です。SBではクラインとミルナーの控えに当たるアーノルトとモレノは実力差が大きく、CBはマティプ、ロブレン、クラヴァン以外ではルーカスが担当するほど層が薄かったです。DFラインは補強が急務ですね。狙っているCBファン・ダイクや両SBをこなすデシーリョ辺りは獲得したいものです。
レアルを契約満了になったぺぺとかワンチャン獲れないですかね。


ゲーゲンプレスを実践できる控えメンバーがいないのも問題でした。
オリギ、スタリッジ、ウッドバーンらは守備意識が低く、ララーナが中盤から抜けた際にコンビを組んだチャンとワイナルドゥムはショートカウンターをあまり得意としません。
贅沢ですが、クロップの戦術をしっかりと実践できる控えメンバーも加えたいところです。終盤戦にウイングバックにコンバートしたチェンバレンや、最少人数でフィニッシュまで持っていけるローマのモハメド・サラーを狙っているようですが取引が実現すれば的確な補強になると思います。

上位チームに強さを見せる一方でボトム10など引いてくる相手を崩しきれず、苦手なセットプレーやロングボールの処理を怠り無駄な失点を重ねたのは、リヴァプールにとってもはや恒例行事でした。




次回は選手をポジション別にしてシーズンの感想を書いていこうと思います!

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