アーセナル 19-20レビュー
リヴァプールほど試合を見てるわけじゃないのでお手柔らかにお願いします
GK ベルント・レノ
見ていられない守備陣を前に本当に奮起した1年だった。怪我での離脱はガナーズファンを不安と恐怖に陥れたがマルティノスがよくカバーした。
GK エミリアーノ・マルティネス
FA杯での男泣きにはついつられそうになってしまった。持ち味の反射神経だけでなく、知らない間に足元も上手くなっていて、レノの離脱を感じさせない好パフォーマンス。
DF エクトル・ベジェリン
本当に離脱が多い。気付けばもう25歳か。実力なのか流出を防ぐためのクラブからのおんぶなのか、たまに腕章を巻くがベジェリンがキャプテンて、、うーん、、。
DF ダビド・ルイス
毎度毎度ネタにされて、、折れない精神は褒めるよ。めちゃくちゃパフォーマンスが悪いわけじゃない。要所で精細を欠き、イメージが悪くなってしまってるのが問題。
DF ソクラティス
屈強でタフ。ただそれだけ。足元は酷いし、スピードもない。競り合いでクロスをただ大きく跳ね返すだけ。2,30年前のイングランドなら通用したけど、今はロングボールの時代じゃない。換金したいけどせいぜい5,600万£だろうし、そのくせ給料は高い。
DF キーラン・ティアニー
本来であれば正確なクロスと果敢なオーバーラップ、CBにも対応出来る分厚い守備が出来るバランスの良い選手。しかしチーム事情が悪く本人も波に乗れず。
来季はブレイクしたサカとの左サイドのコンビに期待したい。
DF シュコドラン・ムスタフィ
加入からずっとパッとしない。パワータイプに勝てるわけでもないし、ラインを統率出来るわけでもなく、ビルドアップが出来る訳でもない。出来るのは爆笑必至のへんてこスライディングのみ。
DF カラム・チェンバース
早いものでガナーズでは5シーズン目だった。ミドルズブラやフラムへのローンでアンカーとして使われたのがよくない。ガナーズでアンカーをやるわけないのだから。結局今季も自身無さそうにプレー。
DF セドリック・ソアレス
デビュー戦で劇的ゴール!したけど、ソアレスいりますか?100万£で6ヶ月のローンで加入し、その後3年契約。えっと、右SBってベジェリンとナイルズいますよね?今月29歳になる男と何故そんな契約をした?
DF セアド・コラシナツ
彼のピークは間違いなくシャルケ時代と確信したシーズンだった。屈強なのに健康体でいられず、器用さもないためアルテタは好みじゃないはず。左はティアニーに絞り、まだ価値のあるうちに換金するべき。
DF ロブ・ホールディング
大怪我を乗り越え、副キャプテンに就任した今季だが出場はわずか8試合で期待を裏切る。悲しいことにそれでもソクラティスやムスタフィやチェンバースよりも安定感はあるように思えてしまう。
DF パブロ・マリ
アルテタの求める左利きのCBとして加入。26歳のスペイン人はラリーガでは2試合しかプレーしたことがない。フラメンゴで異色の経験を積んだが、それをプレミアやガナーズで活かせているとは思えない。
MF メスト・エジル
高給取りを唯一正当化出来るファイナルサードでのフレアは遂に発揮されず。
加入以来7シーズンでワーストのシーズン2アシスト。もはや19アシストを記録した時の面影はなく、、。
MF ダニ・セバージョス
卓越したテクニックでガナーズにラテンの色を加えた。線の細さとゴールへの意識の低さから賛否は分かれるが、個人的には必要な存在だった。結局トレイラとセバージョスが1番まともな選択だった。
MF ルーカス・トレイラ
よく走りよく捌き、何より戦える。いつブレイクしてもおかしくないのに、評価は一定のまま。プレミアよりもイタリアの方がよいキャリアを築けると思うけど。
MF グラニット・ジャカ
元々キャプテンてキャラじゃない。切れやすく、パーソナリティもない。
左足が器用で、高精度のロングボールを蹴れるジャカが輝けるのはそう、セリエAだ。
MF ジョセフ・ウィロック
テクニックに優れ、判断も悪くない。イングランドでは稀有なプレースタイルの持ち主。継続性と献身性を磨けば一流のコンダクターかプレーメーカーになれる素質を持つガナーズの星。
MF メイトランド・ナイルズ
近年出場を増やしているが未だパッとしない理由は明確。決定的な仕事が出来ないから。
シンプルに縦への突破とクロスの供給に専念するべき。その先にはアントニオ・バレンシアのような未来があるはず。
MF マテオ・グェンドゥージ
いわゆる若気の至りは誰にでもあるもの。クラブが辛抱強く育てるのかそれとも見捨てるか、どうやら後者を選んだよう。
クールでいられれば飛び抜けたポテンシャルの持ち主なのに。選手としても人間としても、ガナーズはもっと向き合うべきだった。
MF ブカヨ・サカ
驚くべきことにまだ18歳。スピード溢れるドリブルとSBもこなせる戦術理解力の高さをいかんなく発揮。ウィロック、マルティネッリ、サカ、ネルソンは暗い時代を過ごすガナーズの希望。
FW エメリク・オーバメヤン
本当に沢山のものを背負った1年。
そして、それに応え続けた1年だった。
残留へのファンの思いと低迷するクラブでの自身のキャリア。この天秤がどちらに揺れるかは本人しか知り得ない。
FW アレクサンドル・ラカゼット
エンケティエの台頭でベンチを温める機会が増えたり、二桁得点を上げることがやっとで、精神的に辛かったと思う。
けど残念ながら彼はガナーズに絶対的な存在ではない。気付けば来季は30歳だ。
FW ガブリエル・マルティネッリ
思えば彼は昨年ブラジルの4部にいた。環境や言語や文化など様々なことが変化した中でこの19歳は懸命に努力し、このビッグクラブで中核となっている。大怪我を乗り越えた先に更なる進化を期待したい。
FW エドワード・エンケティエ
効果的なラインブレイクとスピードはアルテタをラカゼットとの比較でよく悩ませた。
決定力が向上すれば、迷える名門の救世主になれる。
FW ニコラ・ペペ
約8000万£を4年の分割で購入したからにはあと3年で投資分以上の働きをしてもらわないと困る。随所で才能は垣間見えたが、、、間違いなくこの大金が彼にはプレッシャーになっているはず。
FW リース・ネルソン
ドリブルとスピードは既にプレミアでも有数のもの。継続的に使われればホッフェンハイムの時のように得点力も戻ってくるか。それとも投資を回収するべくペペを使い続けるか、うーん。